
イタリアの名門部ブランド「GUCCI(グッチ)」をご存じだろうか。
9月の「事業承継結婚®」定例会では同族企業の脆(もろ)さの事例としてグッチが取り上げられた。
グッチ創業一族が経営から手を引くことになったのは、主に以下の二つの大きな出来事が絡み合っていた。
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一族内の激しい権力争いと内紛
- 創業者のグッチオ・グッチが亡くなった後、その息子たちや孫たちの間で、経営権を巡る激しい争いが勃発した。
- 特に、当時の社長だったアルド・グッチと、その甥にあたるマウリツィオ・グッチとの対立が深まった。
- この対立は、裁判にまで発展し、お互いに脱税などの告発を行うという泥沼の様相を呈した。
- こうした内紛の結果、ブランドの信用は大きく失墜し、経営も悪化していった。
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マウリツィオ・グッチの暗殺事件
- 一族内での争いの末、最終的にグッチの経営権を握ったマウリツィオ・グッチは、経営不振から会社の株式を売却し、グッチ一族はブランドから完全に撤退することになった。
- しかし、その数年後、マウリツィオは元妻のパトリツィア・レッジャーニによって暗殺されるという衝撃的な事件が起こった。
- この事件は世界的に大きなニュースとなり、グッチ一族の悲劇的な物語として広く知られることになった。
これらの権力争いと悲劇的な結末を経て、グッチ一族はブランドの経営から完全に離れることになった
創業者一族の経営は、まとめ役が重要だと思いました。
権利を分散すると、内紛が起きて最悪の場合クッチの二の舞になってしう恐れがあります
興味のある方はレディ^・ガガが出演している映画「ハウス・オブ・グッチ」をおすすめします。